皆さんはお部屋にぬいぐるみを飾っていますか?
アイドルのぬいぐるみや、お子さん用のぬいぐるみなど可愛いものがたくさんありますね。思い入れのあるぬいぐるみには世界に一つだけのオリジナルのお洋服を着せてあげたい。お子さんのお気に入りのぬいぐるみには、着せ替え遊びができるようにお洋服をたくさん用意してあげたいですね。
でも、フリマアプリで購入するのは費用がかかる。自分でハンドメイドしてみたいけど、ぬいぐるみの服をつくるのって大変そう。という方が多いと思います。
今回はそんな方に向けて、簡単にリーズナブルにぬいぐるみの服を作る方法をまとめました。
1. ぬいぐるみの服に最適な生地選び
ぬいぐるみの服といってもどんな生地を準備すれば良いかわからないですね。
基本的には、どのような生地でも作ることが出来ますが、中でも扱いやすいおすすめのものをご紹介いたします。
*ナイレックス生地
この生地はフェルトより薄く扱いやすい生地です。
またきりっぱなしでも使えるので生地の後始末が不要です。
*タニポン生地
聞きなれない生地ですが、この生地の素材はポリエステル100%です。
はりがあり、しわになりにくい薄手素材で初心者の方にも扱いやすいです。
*トイクロス
この生地はマジックテープがくっつく生地です。
まめに着せ替えをしたい方には適した生地です。
*綿(コットン)
こちらは、普段裁縫をしない方にも聞きなじみのある生地です。
サラッとした生地で種類も豊富な上、初心者の方にも扱いやすいです。
上記以外にも様々な種類の生地があります。自分の好みの生地を探してみましょう。
2. 基本的なぬいぐるみの服の作り方
*デザインを考える
まずは、どのような洋服を作製したいのかイメージを具体的に紙に描きだします。
最初はざっくりとノートやスケッチブックに描き出してみましょう。
徐々に細かな部分を描き足していきましょう。(素材、形、長さなど)
*ぬいぐるみの採寸をする
服の形が決まったら、採寸をしましょう。
すべてのパーツを細かく図ります。
*設計図を作成する
採寸したデータをもとに各パーツに分けて設定図を作成しましょう。
実寸大で、紙に描きましょう。
*出来上がった設計図をカットする。
余白を少し残した状態で設計図をカットしましょう。
*布を裁断する
カットした設計図をもとに布を裁断します。
*布を縫い合わせる
パーツ同士を組み合わせて縫います。
*完成!
ここまでが基本的なぬいぐるみの服の作り方の手順です。
採寸や、設計図に不安を感じる方は、ぬいぐるみの服の型紙を無料配布しているサイトなどもたくさんありますのでそちらを利用してみましょう。
3. 手縫いに使われる用語の解説
*玉結び
玉結びは、手縫いをしようとする際に一番初めに行う、糸の結び方の名前です。
この玉結びをすることで、糸が抜けてしまうのを防ぎます。
親指で糸を押さえながら、人差し指に1周糸を巻き付けます。そのまま巻き付けた糸を滑らせるようにより合わせます。その状態で糸を引くと玉結びが完成します。
*並縫い
並縫いは、布と布を縫い合わせるときに使う一番一般的な縫い方です。
布の裏と表で縫い目が同じになり、等間隔で並んだ縫い目になるのが特徴です。
布をまとめてすくうようにすると綺麗に等間隔に並びやすいです。
*中表にあわせる
「中表」とはそれぞれの布の表と表を内側にしてあわせることを言います。
この中表の状態で縫い進めることで最後にひっくり返したときに縫い目が表に出ず、仕上がりが美しくなります。
4. ぬいぐるみの服を作ってみよう
3で解説した用語を確認しながら実際にぬいぐるみの服を作ってみましょう。
ここでは、リーズナブルに簡単に“100円の手ぬぐいで型紙をつかわずに”作ることができるチュニックをご紹介します。
用意するもの
○ 手ぬぐい(今回は100均の綿生地のもの)
○ 裁ちバサミ
○ 縫い針
○ 糸
○ チャコペン
○ 定規
○ ゴム
○ アイロン(なくてもOK)
準備はできましたか?では!作っていきましょう。
手順1
手ぬぐいの短い方の辺の端から10センチのところにチャコペンで印を付け、印に沿って裁断します。反対側も同じように裁断してください。
10センチ幅の2枚の布が出来ました。これがチュニックの袖部分になります。
手順2
残った手ぬぐいをちょうど半分に裁断します。
この部分がぬいぐるみの胴部分になります。
手順3
裁断した袖部分と胴部分を中表に合わせて、並縫いで縫い合わせましょう。
すべて縫い合わせると袖部分→胴部分→袖部分→胴部分というようにすべてが輪のようにつながります。
手順4
続いて胴体部分を下の方から縫い合わせていきます。袖の際までは縫わず、袖の下5センチほど開けて縫うようにしましょう。(ぬいぐるみに着せやすくするため)
手順5
首回り(手順3の輪につなげた部分)を上から1.5~2センチほどのところで折り、アイロンでしっかりと折り目を付けます。ここに準備しておいたゴムを通すのでゴムの幅に合わせてくださいね。
手順6
ゴムの通し穴を作る。ゴムを入れる部分だけを開けて手順5でつけた折り目と同じ範囲を縫います。
手順7
ゴムをぐるりと1周通し、引っ張り最後にゴムを結ぶ。(きつくなりすぎないように調節してくださいね。)ゴムの通し穴を塞いで完成です!
5. まとめ
今回は、お手軽に出来るぬいぐるみの服の作り方を紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?世界に一つだけのあなたオリジナルのぬいぐるみの服ぜひ作ってみてくださいね。
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記事監修:
ECコンサルタント越智克枝
ジョブプロジェクト株式会社取締役CBO